先日、「血圧変動が大きい時期ですので、血圧測定をおうちでしてくださいね!」という記事を書きました。
血圧つながりで、今回は、当院でできる検査の一つ「血圧脈波検査」についてご紹介します♬
こちらの検査、「初めてです」とおっしゃる患者さんが少なくありません。
この検査、いまとても注目されている検査…ということで、研修に行ってまいりました。
心臓から足首までの動脈の硬さの程度を表す指標を CAVI(キャビィ)といいます。
CAVI は、年齢があがるにつれて誰もが高くなります。
通常、動脈(血管)が固くなると、血圧が上がってくるのですが、
お薬によって血圧をコントロールしている場合などもあります。
血圧情報に左右されずに、血管の硬さを純粋に評価できるということにより、
患者さんの変化の見落としが少なくなると、注目されているわけです。
動脈(血管)が固くなっていると…
血管が破れてしまったり…
血栓(血管中にあるプラーク=ごみのようなもの)がよどみやすくなってしまったり、
それが心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしたり…
命取りになりかねません。
ご自身の血管の状態を知って、普段から意識しておくことが大切です♬
「人は血管とともに老いる」
ウィリアム オスラーという、イギリスの医学の発展・医学教育の基礎を築いた方の言葉ですが…
年齢のほかにも、
喫煙・ストレス・肥満・病気(糖尿病・高血圧・脂質異常・冠動脈疾患・腎透析・脳梗塞など)があると、
動脈(血管)の硬さが高まると言われています。
動脈の硬さ= CAVI が上がる方が、高血圧よりも先行して生じていたという研究報告もあり、
CAVI で高血圧発症予防の指標の可能性もあると期待されているんです♬
もちろん、脳卒中や循環器疾患の予防にも貢献できる、CAVI。
私たちスタッフは、正しく計測するためのポイントや、計測できているかどうかをチェックする方法を学んできました。
皆さんは、ご自身の動脈(血管)の硬さ= CAVI を調べたことはありますか??
当院の、血圧脈波検査でその日、その場であなたの CAVI がわかります。
痛みも伴わない、3分ほどの検査になりますので、気軽に一度、ご相談にいらしてくださいね。